猟師の横道

猟師を始める人・続ける人の共有財産に

狩猟おすすめ本リストー解体・調理

解体と調理について

2022現在、未猟師の私としてはまず具体的に獲ることしか考えれないのだけど、もし何かの獲物が獲れたら、その時には少なくとも解体のスキルがないのは、動物に対するリスペクトが足りないと思うようになった

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ジビエハンター ガイドブック」垣内忠正さん、他著

gibierbook.thebase.in

写真入りで解体の仕方が詳しい本は珍しいかも?本購入者専用の動画もある

Amazonでは値段が高騰しているので、直接以下のリンク先から買うと定価で買えた

表紙が薄い紙なので何度も使うことを考えると、最初から透明テープで補強したほうがいいかもしれない

ところでイノシシ編はいつか出るんだろうか?

 

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「料理家ハンターガール奮戦記」 井口和泉さん著

ジビエ料理の可能性と、狩猟への葛藤の2軸の本

レシピというわけでないが、肉の部位や状態に合わせてこういう料理の方向性があった、という著者の多彩な料理を追体験する形で読むのがひとつ

また、著者は狩猟で動物の命を奪うことに耐えられなくなり、肉をみるのもダメになってしまい、なんとかして自分の心の置きどころを見つけていく話がひとつ

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この話はとても印象に残っていて、生死に関わるようなモノゴトに向きあうときは、それを自分の心の中だけで留めておくと、どうも心や体に負荷が掛かり過ぎるらしい

向こうから来た大きなものを、一旦受け止めて、でもちゃんと行き先を見つけてあげて、それに対して自分が手を動かして価値を付加して、次のステップに送ってあげる、というプロセスが大事に思える

著者はそうやって、狩猟と自分との関係を作り出した

・・・この話から思いついたのは、例えばお葬式という仕組みが、人の心を守るために発明されたんだろうと

料理方向性本としても面白いです

 

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以上