狩猟おすすめ本リストー解体・調理2
解体・調理の本リスト2
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「わたし、解体はじめました」 畠山千春さん著
実はこれが新人猟師(もしくは未猟師)には一番おすすめの本
初めて自分で鶏を絞めて食べたときに「その鶏が自分の体の一部になった感覚」があった
というのが、一番印象に残った
「生きもの」と「食べもの」の間が離れすぎていて、実感がない生活をしているなかで、さっきまで生きていて暖かくてフワフワしている鶏を、今は食べている
そこから著者の感覚は広がっていって、
自分の一部になるのだから「幸せに生きてきた鶏を食べたい!」
と思うようになる
これはもうパンドラの箱で、スーパーで肉を買うのが難しくなるけど、とても開けたい扉の気がする!
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で、一番おすすめの理由は、新人猟師が辿る道をわかりやすく書いてる後半がとても参考になるので
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「うまいぞ!シカ肉」松井賢一さん他
肉の部位ごとの調理の仕方の説明はピカイチ
脳みそは2時間以内に処理しないと内側から組織が溶けて液体になってしまうとも
シカを狩猟して食べるつもりなら、この本は一番先に持つといいかも
また販路の開拓の実際もよくわかる
流通させるための独自基準として、
・刺しとめしてから内臓出しまで30分以内(普通は1時間以内と言われる)
・罠猟ではなく銃猟で、苦しまずに一発で仕留めたものに限る
など、「まずいシカ肉を絶対に流通させない」という本気度合いはここまでくるのか
個人的には罠猟でと思ってたけど銃猟より肉の味が落ちるとなると、銃猟へのシフトも考えたい(その前に早く免許取れよと自分に)
ちなみにイノシシは罠猟と銃猟で味は変わってくるのだろうか?
この本と同じレベルのイノシシの調理の本が欲しい
以上